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本心の看板

2011.4.8 ブログ

会社に勤めていた28歳の時、

外回りの営業になった。

その時の私は、

精神的などん底から少し這い上がってきていた時だったので、

チャンスだと思った。

まったく新しい人間関係が築ける・・・

そうしたら、今までの私を知らない人ばかりなので、

過去のことを気にすることなく話ができるし、

新しい自分を試すこともできると思った。

営業になって間もなく、

富士山のふもとの研修センターで、

営業担当研修を受けることができた。

全国から同世代の新人営業マン約50名が集まっての3泊4日の研修。

今でもその時のファイルは大切に保管している。

営業マンとしてにとどまらない、

素晴らしい内容の研修会だった。

一番印象に残っているのが、

『本心の看板』

営業先のお客さまの応答が

言葉では「イエス」でも、

おでこにある本心の看板を察知することが大事というもの。

実際には、おでこにはそんなものはないのだが、

研修の先生は、

おでこのところに両手で四角をつくって

本心の看板を教えて下さった。

例えば、

営業先の会社が仕事中限られた時間だけセールスしても良いことになり、

お客さまの傍に行って、預金あるいは融資の説明をしている時、

手を止めて話を聞いてくれたら、脈あり。

言葉で「良いねぇ」とか「わかった」と言うけれど、

仕事をしている手は止まっていない人は、脈なし。

この場合の本心の看板は、『手』だった。

研修から帰って、

実際の営業活動でその見分け方はおおいに役立った。

脈ありの顧客を探すことに戸惑いが無かったからだ。

そして、仕事だけでなく、

新しい人間関係でも本心の看板を察知して、

コミュニケーションが取れるので悩むことがなくなった。

もしかしたら、

婚活をしていて、

たくさんの出会いはあるけれど、

なかなか良い出会いが見つからないという人の中には、

相手の気持ちがつかめなくて、

みんなに同じように気を遣いすぎていたり、

反対に、どう向き合ったらいいかわからないから

遠慮したりさけたりしてしまっている人も多いのではと思う。

私がそうやって「本心の看板」について勉強できたように、

そういうことが勉強できる機会もあっていいのかなと思う。

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